2016年2月28日日曜日

急行「ゆのさぎ」を運行した翌日以降の様子など

鉄道遊走、里見です。

最初にお断りをさせて頂きますが、“40年に一度の大寒波”ということで今回の遠征にはそれ相応の装備を持って自己責任で行動しております。
このような悪条件での撮影には相応の装備と経験が必要となりますので、それをご承知くださりますようお願い致します。

前日、貸し切り復路で一旦止んだ雪はその後降り出し、辺りを真っ白にするには十分な積雪量となっていました。
この日は朝の三本目、124Dに花いろラッピング3号車が充当されるので、早めに出て車の雪を払い出撃。コンビニで食料を調達し、ポイントに向かいました。
当初は能登中島の第1崎山踏切を目標にしていましたが、ブリザードで視界がなく、仕方なく先のポイントへ移動しました。能登でホワイトアウトを経験するとは思いませんでした。

2016.1.24 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 124D
このポイントなら林が風を遮るのでホワイトアウトしないのを見越して来ましたが、暫くして雪が弱くなり、「な〜んだ、さっきのポイントで待っていても良かったね〜。」なんて言っている内にまた吹雪はじめ、列車が通過した時が暗くて一番酷い状況でした。
個人的な意見ですが、花いろラッピング車って雨や雪を持ってくるような気がします・・・。

2016.1.24 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 123D
先ほどとは打って変わって雪が止みました。
写真だと分かり難いですが、歩いている道には長靴の裾近くまで新雪があるような状況でした。

2016.1.24 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 126D
雲の切れ間からうっすらと陽が差し込むような明るい条件で「のと里山里海号」の送り込み列車がやっていました。
この条件下で花いろラッピング車を撮りたかったです・・・。

2016.1.24 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 125D
そして雪がちらほら舞い始めるような状況で、花いろラッピングが戻って行きました。
やっぱりなにか持っていますよこのラッピング車・・・。

2016.1.24 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 128D
雪が小康状態になったので、花いろラッピングの折り返しを狙いに先ほど通過してきた第1崎山踏切のポイントに来ました。
128Dは本来先頭の1両だけが戻ってくる運用ですが、降雪対策からか、2両編成のまま戻ってきました。
しかし、天気はこのままを保つ訳なく・・・

2016.1.24 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 601D「のと里山里海1号」(後追い)
花いろラッピングと交換となる「のと里山里海1号」がやって来る頃には暴風雪に様変わりしていたのでした・・・。

2016.1.24 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 130D
ちょっとだけ勢いが弱まったところで来てくれたのは良かったのですけど・・・。

2016.1.24 のと鉄道七尾線西岸〜能登鹿島間 129D
マジンガーZラッピング車の時は視界良好なのに・・・

2016.1.24 のと鉄道七尾線西岸〜能登鹿島間 132D
西岸で交換となる132Dが来るころには吹雪はじめ・・・

2016.1.24 のと鉄道七尾線西岸〜能登鹿島間 131D(後追い)
さっきよりちょっとだけ明るいのが救いなのですけど、やっぱり花いろラッピングって雨や雪を運んできますよ、まったくもう・・・。orz

このあと、予定では花いろラッピングは入庫してしまうので、和倉温泉の総湯に浸かり、「のと里山里海3号」に乗車予定の同乗者を七尾まで送りました。ちょっと長湯して時間ギリギリになるというオチがありましたが・・・。
この頃から状況が悪化し始めており、同乗者の友人が「花嫁のれん1号」に乗車しており、その列車が40分以上遅れていて「のと里山里海3号」に接続できるかどうか不明との連絡が。更に、同じく「花嫁のれん1号」から「のと里山里海3号」に乗車する団体がいるらしいとの事。
こちらはどうにか七尾に到着したものの、果たして「のと里山里海3号」は無情にも「花嫁のれん1号」と接続することなく発車・・・。接続が取れないほど遅れが増したのかぁ〜と思いながら七尾線と並走する県道1号線を和倉温泉方向へ、のと鉄道線内に戻ろうと車を走らせているとバックミラーに写る1灯の前照灯・・・。なんと、「のと里山里海3号」の続行で「花嫁のれん1号」が来ていたのでした!
様々な事情があるのでしょうけど、

これ、接続取れたんじゃないの?

ここでハタと思い出しました。そういや「花嫁のれん」をまだ撮っていないことを。
丁度、赤浦潟の横に居たので、直ぐ折り返して来ることを想定して踏切横の畦道でひざ下まで雪に潜りながら待ち構えます。

暫くして踏切が鳴動して・・・

2016.1.24 JR西日本七尾線七尾〜和倉温泉間 134D
先に134Dが数分遅れでやって来ましたが・・・あれ? なんで花いろラッピング車なの??
・・・どうも131D到着後、通常の車両差し替えなしで折り返してきたようです。解っていたら別の場所で撮ったのに・・・。

2016.1.24 JR西日本七尾線七尾〜和倉温泉間 9002D「花嫁のれん2号」
134D続行で9002Dがやって来ました。「花嫁のれん」初撮影!
時間があればもう少し別の場所で撮影したかったですけど、こればっかりは仕方ないですね。
50分程遅れて上って行きました。

この後は人間の給油を済ませ、そういえば伐採して見通せる場所があったことを思い出してそちらへ移動。
確かに見通せるのですけど・・・

2016.1.24 のと鉄道七尾線能登中島〜西岸間 604D「のと里山里海4号」
吹雪かれちゃなんも見えません・・・。列車が来るまでは視界があったのですけどねぇ・・・。

2016.1.24 のと鉄道七尾線西岸(湯乃鷺)駅
花いろラッピングが戻ってくるハズなので、とりあえず西岸駅の様子を見に来ました。
ここで先ほどの同乗者、合流した友人とで「あつあつ亭」で牡蠣三昧をしていたのですが、その横で花いろラッピングが入庫して編成がバラされたと、わざわざ連絡をしてくれたのでした。更にラッセルモーターカーが準備中とのこと。
ここで140Dを見送って、ラッセルモーターカーを待ちますがなかなか来ない。雪が強く降ってきたので駅舎に戻ったその背後、ナニか物音がするな・・・と、振り返った瞬間、ラッセルモーターカーが通過して行きました・・・。ついてない・・・orz
この後、追っかけるも残念ながら発見できず、イルミネーションの点灯時間となったので能登鹿島駅へ行くことにしました。

2016.1.24 のと鉄道七尾線能登鹿島駅
点灯直後だとまだ明るいので、こんな感じです。
142Dと605Dが交換の予定なのですが、また先程の同乗者からの連絡で142Dは後ろに花いろラッピング車を組成した2両編成とのこと。この位置だと2両目が邪魔になるので、

2016.1.24 のと鉄道七尾線能登鹿島駅
反対ホームへ。
この時点で通路は膝近くまで雪があるような状況です。

2016.1.24 のと鉄道七尾線能登鹿島駅 142D
連絡通り、穴水方に花いろラッピング車を組成した142Dが数分遅れで来たのですが、対向の605Dは更に遅れているようで、交換なしで出発して行きました。
ちなみに、同乗者とその友人はこの列車で和倉温泉まで引き上げたのですが、ホント、この列車に乗っていて良かったねーということに。この時はこの列車が実質的な上り最終列車になろうとは思いもしませんでした。

遅れている605Dをここで待つつもりだったのですけど、さっきから車庫にスリップして入れない地元の車を流石に見ぬ振りができなくなってきたので、そちらの救援に。
まぁ、見事にハマっている&駆動輪が丁度鉄板の上に乗っているという状況で、手間がかかっている間に605Dは行っちゃいました・・・・。

2016.1.24 のと鉄道七尾線能登鹿島駅 141D
およそ8分遅れでやって来た141D。
こちらも実質的な下り最終列車になったのでした。

2016.1.24 のと鉄道七尾線能登鹿島駅
大分暗くなってきましたが、まだ戻ってきていないラッセルモーターカーを待ちます。
シャッタースピードを稼ぐために少しアンダー気味な設定としましたが、青色はこちらの方が綺麗ですね。

2016.1.24 のと鉄道七尾線能登鹿島駅
ラッセルモーターカーがやって来ました!

2016.1.24 のと鉄道七尾線能登鹿島駅
途中、除雪して来たようですね。

2016.1.24 のと鉄道七尾線能登鹿島駅
そのまま通過するかと思いきや、一旦停止。

2016.1.24 のと鉄道七尾線能登鹿島駅
雪の重みで垂れ下がってきていた枝の除去作業を行っていました。

そうこうしているうちに144Dが入線。
直ぐに出て行くのかと思いきや、進行現示だったのがいつのまにか停止現示に。
144Dにかぶられたままではラッセルモーターカーが撮れないので事情を運転士氏に伺ったところ、どうも西岸駅のルートが取れず一旦停止現示に戻したとのこと。こりゃ反対側ホームに行くかどこか駅間に行かないと撮れないなと考えている内にモーターカーは行ってしまったのでした・・・。

さて抑止中の144D。復旧の見込みが立たないということで車内のお客さまはタクシー代行となり、そして暫くして・・・

2016.1.24 のと鉄道七尾線能登鹿島駅 144D(後追い)
なんと運転打ち切り、駅留置手配となってしまったのでした。

2016.1.24 のと鉄道七尾線能登鹿島駅 144D
まさか、能登鹿島駅で火が落ちた車両を撮影できるとは思いもしませんでした・・・。
ただ、通路上で深いところはひざ上まで雪がある状況でしたから、仮に列車のみを動かしたとしても雪で途中立ち往生する可能性があり、致し方なかったと思います。後から考えると、この144Dだけでも穴水へ戻しても良かったのではないかなとはとは思いましたが。

こうなってしまったらどうしようもありません。
対向してきている143Dも、ルートが取れずに能登中島駅機外で止まっているということのようなので、とりあえず能登中島駅に向かってみました。

2016.1.24 のと鉄道七尾線能登中島駅 143D
143Dはなんとか駅に入れたようで、144Dと同じく駅留置手配となっていました。

2016.1.24 のと鉄道七尾線能登中島駅 143D
つか、なんですか?!この正面の雪山は・・・。大分雪押ししてここまで辿り着いたようです。途中の峠道で立ち往生しなくて良かったですね・・・。

2016.1.24 のと鉄道七尾線能登中島駅 143D
 そしてお家に帰れない緒花ちゃん・・・。

この後、復旧までの様子も見ていたかったのですが、流石にそこまでいる訳にも行かず帰路についたのでした。
なお、報道等からのと鉄道の復旧は翌日の昼過ぎだったようです。


○おまけ

2016.1.25 富山ライトレール富山港線城川原〜越中中島間

2016.1.25 富山ライトレール富山港線岩瀬浜〜競輪場前間

2016.1.25 富山ライトレール富山港線岩瀬浜〜競輪場前間
富山ライトレールの鉄道むすめラッピング車を撮ってから帰ったのでした。
これも2月末で終了なので、この時に撮っておいて良かったです。

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