2013年7月17日水曜日

のと鉄道NT200形運用について

鉄道遊走、里見です。

先月の12日からですが、里見ここ近年の集大成とも言えるNT200の運用を公開しました。
これまでの見たままメモとラッピング列車運行計画を纏め上げたものですので、精度の高さは自信がありますが、実際のものとは異なる場合があることだけはご容赦頂きたく思います。

今回はその運用解説です。

まず基本的なことですが、NT200は7両配置、6両使用、1両予備です。
配置車両を全て使用して運用することはまず有り得ない(もちろん例外はありますが)ので、これで間違いありません。
日中、穴水駅に行くと留置線に配置車両の殆どが寝ているので、車両数にゆとりがあるように見えますが、しかしこれは日中だからであって朝は2両編成を3編成組成して運用されるため、ゆとりは予備の1両だけです。
この予備の1両も、定期的に行われている検査などで車両が足りなくならないように配置されているようなものであって、この検査の時期に車両故障が発生すると車両が足りなくなる自体が時々発生しているようです。もう1両あればゆとりがあると思うのですが・・・。急行「ゆのさぎ」運行の際も、「直前に変更される場合がある」という記載をしていますのは、こういった事情からです。

さて、運用を纏め上げてみると、一番の関心事項と思われます、どういったタイミングでラッピング車同士の2連が組成されるかが把握できるようになります。
まず、2連の運用を全て書き出してみると、

●平日
←七尾
・A1+A3(A3+A1)
・A4+A2
・A6+A2
・A5+A4
・A6+A5

○土休日
←七尾
・変A4+変A2
・変A6+変A5

上記組み合わせになります。

これを元に、発表されているラッピング列車運行計画に運用番号を転記して上記組み合わせを探せばラッピング車同士の組み合わせが判明します。
7月の場合は、

     201  202    211
 1日  A6   A2     A4 
 2日  A1   A3     A5
 3日  A2   A4     A6
 4日 変A3  A5    変A1・A3
 5日 変A2  A6     A4
 6日 変A3 変A1   変A5
 7日 変A4 変A2   変A6
 8日  A5   A3     A1
 9日  A6   A4     A2
10日  A1   A5    変A3
11日  A4   A6     A2
12日  A5   A1     A3
13日 変A6 変A2   変A4
14日 変A1 変A3   変A5
15日 変A2 変A4   変A6
16日  A3   A5     A1
17日  A4   A6     A2
18日  A5   A1     A3
19日  A6   A2     A4
20日 変A1 変A3   変A5
21日 変A2 変A4   変A6
22日 変A3 変A5・A2  A1
23日  A4  変A3   変A2
24日  A5  変A4・A6 変A3
25日  A6   A1     A4
26日  A1  変A2    A5
27日 変A2 変A3   変A6
28日 変A3 変A4   変A1
29日  A4   A5    変A2
30日  A5   A6    変A3
31日  A6   A1    A4

注1:平日の変A○運用は、平日本来のA○運用から一部運用が変更になっているものです。夏休みのため、平日に減車がかかっているものがあるようです。
注2:水色の塗り潰しは花咲くいろは同士の連結、オレンジ色の塗りつぶしはマジンガーZとの連結で、3つ跨っているのは朝と夕方で連結車両が異なるためです。

このようになります。
そして一番気になるのが、これまで殆ど組み合わせがなかった花咲くいろは同士の逆連結(七尾方にNT201、穴水方にNT202で、両端が青色となる編成)編成ですが、上記2連組み合わせの書き出しの通りにNT201、NT202が運用されれば定期運用で実現することになります。
これまでこの通りの順番に運用されたことがなかったので、団体増結で2度程実現したのみでしたが、6月29日のコスプレ列車にNT201が運用されたことにより運用順序が変わり、7月1日の夕方の運用で初めて定期列車で逆編成が実現しました。

2013.7.1 のと鉄道七尾線西岸(湯乃鷺)駅 146D
穴水発が18時過ぎの列車ですので、日の長いこの時期でないと撮影できません。

2013.7.1 のと鉄道七尾線能登鹿島駅 147D
折り返し列車はこの時期でも日がありません。
さてこのA6+A2運用は、翌日はA1+A3運用となり、朝の運用も同じ編成となります。

2013.7.2 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 120D
この列車も始発列車なので、日の長い時期でないと撮影は厳しい列車です。

2013.7.2 のと鉄道七尾線西岸(湯乃鷺)駅 124D(左奥) 121D(中央)
折り返し列車はなかなか順光になるポイントが少ない撮りにくい列車です。

さてこのA1+A3運用は、夕方前後ひっくり返ってA3+A1に組成されるという面白い運用をします。なので、1日居ると両方のパターンが撮影できるという非常に美味しい運用です。

2013.7.2 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 142D
予定通り、前後入れ替わって正編成となってやってきました。
この日は予報より早く天気が下り坂となり、お昼過ぎから雲が出てきてしまいました。

2013.7.2 のと鉄道七尾線田鶴浜〜笠師保間 143D
折り返し列車は、雲の切れ間から僅かに日が差してくれたお陰で、真っ暗にならずに済みました。
なお、翌日もA4+A2の運用でこの組み合わせのまま朝運用されます。

2013.7.3 のと鉄道七尾線能登中島〜西岸間 122D
この日は予報通りに天気が崩れ、梅雨らしい雨模様となりました。前2日間が運が良かったのです。予定通りの組成でやってきました。

2013.7.3 のと鉄道七尾線西岸〜能登鹿島間 123D
時折激しく雨が降る中、3日間の2連運用は終了しました。

さて、逆編成の話に戻りますが、7月の運行計画を見ますと、逆編成は予定表通りならば19日に再び組成されますが、残念なのが翌日が土曜日で、翌日の朝は2連にならないことです。更に、以降運用変更が生じ順当に運用が回らないことから、定期運用では逆編成は組成されません。団体増結で組成される可能性もありますがこれは運用が事前に読めないので、8月の運行計画の発表を待ちたいと思います。

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